『文藝春秋』(10月号)にジャーナリスト・佐々木俊尚氏の「大新聞が潰
れる日」と題するルポが掲載されている。新聞社が直面している経営難に
ついて述べたもので、その中に『週刊新潮』の「押し紙」報道が紹介されい
る。
新聞に全面広告を出している大手企業が、取り扱いの広告代理店に
対して、「もし押し紙が存在するのであれば、これまでの広告料金は過剰
請求ではないか。これは詐欺と呼んでも差し支えない事態であり、場合に
よっては訴訟も辞さない」という強硬な文書を送りつけてきたというのであ
る。